e-BIKEの価格相場|10万〜70万円まで価格帯別おすすめe-BIKEも紹介

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河村操

河村操

外資系製薬メーカーの営業として22年勤めたあと独立 現在は河村総合研究所代表として世にコンテンツを日々放っている。書くことで伝えられることはあるはずと邁進中

 ネットでE-bikeの価格で検索をかけると、下は10万円を切るものから、高いものになると100万円前後のものまであります。

 自転車メーカーはもちろんのこと、他業種からも続々とE-bikeが販売されてくるようになって、市場が活況となっています。それにともない価格の幅がさらに広がってきた感じです。

 そうなってくると、どの価格帯のどのE-bikeを選べばよいかと悩ましいところだとおもいます。価格帯別のおすすめは以下の通りです

・10万円以下

→シティーバイクタイプかママチャリタイプ

・10〜20万円

→シティーバイクやスポーツタイプ

・20万円以上

→スポーツタイプ

がそれぞれの価格帯でのおすすめになります。

 こういった価格の違いは、自転車を構成しているフレームなどのパーツの素材や、バッテリーの性能などによるものがおもになってきます。

 カーボンなどの高い素材を使っているものはその分値段に反映されますし、大容量ハイパワーなバッテリーは値段が高くなってきます。

 素材は特にいいかなと妥協すればその分価格が抑えられます。そのあたりを判断材料にして、あなたにとってベストな自転車をお選びいただければと思います。

 本文ではそれぞれの価格帯でのオススメE-bikeを記載していますのでぜひ参考にしてみてください。

1 E-bikeの価格の相場

 E-bikeの相場は思いの外広いです。安いものだと8万円を切るものから、高いものは1台100万円ほどするものまであります。   

 弊社E-bike開発担当者が自社の商品を開発するにあたり100台以上のE-bikeを調査してきた結果から鑑みると

種類価格帯
ママチャリタイプ10万円台前半
ミニベロタイプ10万円台後半〜30万円
クロスバイクタイプ10万円台後半〜30万円
ロードバイクタイプ20万円以上

というような感じになっております。

2 価格帯別オススメE-bike

2-1 10万円以下のオススメ 

 ここにはママチャリやシティーサイクル中心のE-bikeが並びます。機能は重視せず電動アシストがついていればそれでいいというかたにオススメのE-bikeが並びます。

 何よりも安いE-bikeをというかたはここから選んでいただいてもよいのですが、もう少し予算に余裕があるというかたには、ぜひ、もうワンランク上の10万円代の価格帯から選んでいただきたいと思います。

 まずなにより1回充電したときの航続距離が違ってきますので、圧倒的に充電の手間を減らすことができます。予算の関係があり色々な都合があると思いますが、参考意見としてお耳にいれておいてください。

DAINICHIロードマークe275

□価格 ¥93,280(税込)

□航続距離 22km(標準)

□フレーム 表記なし

□重量 表記なし

航続距離が短いのがデメリットですが、近場で乗る程度、なにより価格が安いものをというかたにはベストチョイスになると思います。10万円を切るE-bikeは数が多くないので選択肢のひとつになります

2-2 10万円〜20万円

 この価格帯になると選択肢はぐっと増えてきます。有名ブランドの商品もラインナップされますので、用途と好みにあったのを選べばよいと思います

PANASONICベロスター(グリーン)700Cタイプ

□価格 ¥104,300(税込)

□航続距離 36km(オートマチックモード)

□フレーム アルミ

□重量 22.4kg

パナソニックにも10万円を少し超える価格帯で購入できるE-bikeがあります。航続距離はオートマチックモードで36キロ。ロングモードだと50キロまで走行できます。

色もグリーンの他、ブルー、ブラック、ホワイトから選べます。フレームの上辺が後方に下がった三角形なので脚つきもよくなっています。7段変則でどのスピードにも対応できるようになっています。

タイヤの太さも38ミリと太めなので乗り心地もよいでしょう。

 

BRIDGESTONEカジュナe

□価格 ¥152,000(税込)

□航続距離 105km(オートモード)

□フレーム アルミ

□重量 28.6kg

 メーカーが通勤通学に特化したとうたっているモデルです。アシストつきではない普通自転車でもこのシリーズをこのメーカーはだしているので、それのE-bike版と思ってもらえればいいと思います

 このE-bikeの最大の特徴はその航続距離です。標準のオートモードで100キロは脅威です。その秘密は他のシリーズにも搭載されている自動充電機能です。

 実はこのモデル、デュアル駆動というシステムで、後輪はペダルを漕いだ動力で動かし、前輪がアシストとなっています。ペダルを漕いでいないときに自動的に前輪のモーターが発電しバッテリーに充電するという仕組みになっています。詳細はメーカーのサイトをみていただければいいのですが、この機能により長い航続距離を生んでいるとなっています

 お子さんの入学祝いに、駅までの通勤の脚にとお考えのかたにはオススメの一台となっています。無理のない姿勢がとれるのも通勤通学ようならではです。

benelli MANTUS 27 TRK

□価格 ¥156,000(税込)

□航続距離 100km(最長)

□フレーム アルミ

□重量 22kg

 スポーツタイプは次の20万円〜30万円の価格帯で紹介しようと思っていたのですが、ここに価格破壊的に割り込んできたのがベネリのクロスバイクタイプです。

 値段が税込み16万円とかなりやすくなっています。値段の割にですが、バッテリーはチューブインタイプで見た目もスッキリしていますし、フロントにはサスペンションがついています。これにより街のちょっとした凹凸も突き上げ感もなく乗り越えてくれます

 ベネリはイタリアのバイクのメーカーです。

 20万円を切る価格でクロスバイクをと思っているならオススメの一台です

2-3 20万円~30万円

この価格帯になるとスポーツタイプのE-bikeがで始めます。各メーカーからスポーツモデルとしているものがラインナップされます。

 スタイルと機能をみて好みに合ったものを選びましょう

YAMAHA YPJ-C

□価格 ¥203,500(税込)

□航続距離 22km(標準)

□フレーム アルミ

□重量 16.1kg 

 漕ぎはじめの力が必要なときに力強くアシストし、スピードに応じて快適にアシストしますよ、ヤマハの電動アシストはとうたっているとおり、出足はロードバイク並みの力強さを提唱しています。

 クロスバイクタイプでデザインもシンプルでオシャレですし、スポーツE-bikeの入門編としてはオススメだと思います。フレームは専用フレームでこだわっている部分でもあるそうです。おしゃれですよね。

 メーカーの部品保証や盗難保険も充実しているので安心ですね。盗難保険は購入から3年間となっています。

musashi velo CS01

□価格 ¥242,000(税込)

□航続距離 50km(標準)

□フレーム アルミ

□重量 17.0kg 

 この価格帯でのオススメは断然これ、弊社が新規開発して上市したこのクロスバイクです。私も走行テストも兼ねて毎日のっています。

 アシストがものすごくナチュラルで、逆に言うとアシスト感がなく、これ本当にアシストしてくれているのか、E-bikeではなく普通の自転車ではと錯覚するほど自然です。

 ですが、実際にアシストをオフにするとペダルの重みが増します。外してはじめて、きっちりアシストしてくれていると感じます。長い距離を走ると当然ですが疲労感が全然違います。

 あと、これにのってでかけたときの友人や知り合いの反応の高さに驚きます。今までこのE-bikeにのって10人ほどの知り合いに会いましたが、全員が第一声で

「なに、これめちゃおしゃれ」

と言った感じのことをいいます。私は開発の段階をずっと横で見ています。ここはこうしようとか、ここはこれじゃないほうがいいなあという意見を耳にしているので、完成品のかっこよさに麻痺していたと自覚していました。

 このE-bikeはかっこいいです。

 それにはチューブインしきのバッテリーもそうですし、後輪に変速ギアがついていないモノギア構造も一役かっているのだと思います。

 マット感のあるブラックもそのかっこよさを演出していますね。手前味噌ですがこのE-bikeは絶対にオススメです。

2-4 30万円以上

GIANT ROAD E

□価格 ¥462,000(税込)

□航続距離 100km(アクティブモード)

□フレーム アルミ

□重量 19.3kg 

 老舗メーカーGIANTの本格ロードタイプE-bike

 まずみためが究極的にかっこいいです。モーターには信頼の置けるYAMAHA製を投入してパワフルかつスムースなアシストを得ています

 チューブインタイプでありながら独自のフレームを開発したことにより500Whのバッテリーを搭載。Ecoモードにすると205キロの走行も可能

 お金に糸目をつけずベストのものをというかたにはオススメの一台となります

 

#LEVO SL COMP

□価格 ¥698,500(税込)

□航続距離 表記なし

□フレーム M5高品質アルミニウム

□重量 表記なし 

 最後に高級マウンテンバイクタイプのE-bikeをご紹介します。

 このバイクは徹底的に軽さにこだわり、それによる高い走破性を売りにしています。このバイク専用にオリジナルに開発されたフレームは本物のライドクオリティーとコントロール性を高めているようです。

 サスペンションのストロークも前後150mmと深く、よりアグレッシブに山を攻めることができそうです。

 バッテリーにはしっかりと保証がついています。購入日から2年間もしくは300回の満充電のどちらかまで保証対象となります。有名メーカーの安心はこのあたりにもでています。

 スペシャライズドのブランド力に陰りはありません。少々高くても性能のよいものをというあなたの選択肢のひとつになりそうです。

 以上ミニベロから通勤通学用、ロードバイクにクロスバイクやマウンテンバイクタイプのE-bikeを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

 E-bikeの価格となるとどうしても安いものをというのに目がいきますが、わたしが調べる限りにおいては、価格と性能や利便性はしっかりと連動していると感じます。

 価格が高いものはそれに見合った性能がしっかりあると思います。 

 みなさまにおかれましては、ぜひ安いかどうかだけでは選ばず、費用対効果をしっかりと考えて、あなたのお気に入りのE-bikeを購入してください。

 まちがいなくあなたの人生を豊かにすることでしょう。

 

 

 

 

 

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