e-BIKEに興味があるけど、「なにを選べばいいかわからない」「高い買物だなぁ」と思って購入をためらっていませんか?
昨今のe-BIKEブームで、入門モデルのe-BIKEのラインアップも充実しはじめ、乗りやすく、手の届く価格帯のe-BIKEが見つけられるチャンスが到来したと言えます。日々の通勤だけでなく、週末にはツーリングやOutdoorなどのスポーツに挑戦でき、活動範囲が広がって、新たな趣味や楽しみにもつながる。そのようなスポーツバイクとしても楽しめるe-BIKEをお勧めします。
日本で発売されている数あるe-BIKEの中から、激選された、個性的な4機種をお勧めしたいと思います。この1年間で数百台のe-BIKEを比較検討してきた、筆者の、“開発目線”と“ユーザー目線”の両目線から見つけ出した4機種をお楽しみください。今e-BIKEの購入を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
1. 最初の1台に最適、コスパ最高、万能タイプ のMusashi Velo CS01
新興ブランドのMusashi Velo CS 01が総合的に見てすごい。デザイン、性能、革新性、価格とバランスが取れています。数百台にも及ぶ世界中のクロスバイクを比較した上でのスペック選びがこのバランスのもとになっているのも納得。この性能、このデザイン、コスパ最強の一品です。
1.1 このe-BIKEはこんな人におすすめ
– 初めてe-BIKEに乗る人、
– 街乗り中心で乗る人、おしゃれに街乗りを楽しみたい人
– 週末は手軽に運動をしたい人
– 週末のカジュアルファッションにもあうe-BIKEを探している人
1.2 変速いらずのモノギア設計が生み出す最高の乗り心地
「踏み出しがかるい!!」、乗って最初に驚かされるポイントだ。比較的重めのギアでのシングルギアなのに、踏み出しから全く重さを感じず、軽快そのもので驚かされる。街中のStop&Go がすごく楽になる。信号待ち、歩行者に道を譲った後、車に邪魔されて、街中でのStop & Goは頻繁に行われる。Musashi Velo CS01なら、踏み出す度に驚きがある。街中では、アシストモード5(最大パワー)など要らない、中間の3でも十分な軽い走りだ。
その次の驚きは、加速力。数回こぐと時速20㎞近くまで一気に加速している。その間も足の裏が軽い。自転車に乗っている時には、目いっぱい踏み込んでいたのに、あれは何だったのかと思う。変速要らずなので、ギアの変更の度のガチャガチャ音などなく、耳に残るのは、軽いモーター音と街の音だけ。快適な走行とは、疲れないなどという肉体的な負担だけでなく、街の音を感じるという別の次元から良さを感じるのがいいのかもしれないと思ってしまった。
坂道でも新たな驚きがある。色々な坂を試してみたが、座ったままでほぼ登りきることができるのには驚かされる。コツは最初に踏み込む事だ。トルクセンサーが、踏み込みの力に反応して、モーターを動かすので、最初の一歩が肝心。一度、踏み込むと、後はペダルも軽くなり、簡単に坂を上っていく。信号で止まった時に、原付バイクのライダーが、「これなに?本当に電動アシスト自転車?」と驚きまじりに聞かれたことはすでに何度かある。それくらい、坂道にも強い。シングルギアと電動アシストとのマッチングは最強だと思える。
1.3 電動アシスト自転車にみえない、シンプルな美しいフォルム
自転車は、性能だけでなく、見た目も大事だと思う。自転車がもつ本来のシンプルな美しさをe-BIKEでもできる限り再現していると感じられる。だから平日の通勤にも、休日のファッションにも、TPOを選ばないe-BIKEになっている。
11.2Ahの大容量バッテリーをダウンチューブに内蔵化することにより、性能は維持した上で、すっきりとしたデザインになっている。バッテリー容量を減らし、スリム化する事は簡単だが、実用的でないと思う。毎日の通勤にも使え、週末にはもっと長いライドを楽しむには、やはり、10Ah以上のバッテリーは搭載しているべきで、Musashi Velo CS01は、デザインと性能のバランスが取れていると思える。
更に、ミニマルデザインという一貫した考え方は、ハンドルまわりにも表れている。変速レバーをなくすことによって、通常なら5本もあるケーブルを、3本まで減らしている。できる限り小さなディスプレイモニターを採用している。これらのシンプルさは、単にハンドル周りをすっきりしただけでなく、運転に集中でき、安全運転という視点からも優れている。一目見た瞬間のシンプルで美しいミニマルデザインの車体は、美しさだけでなく安全運転にもつながっている。
1.4 遊びの幅を広げる11.2Ahの大容量バッテリー搭載で、17㎏の軽量車体
大容量バッテリーは重く、容量が増すと車体重量が増える。バッテリー容量を諦めずに、17kgの軽量車体を達成しているのは、驚きだ。
車体が軽くなると、取り回しが楽になり、色々楽しみが増える。例えば、新幹線での輪行も2度ほど行ったが、旅先での遊びに幅が出る。駅から20㎞半径くらいは自由にe-BIKEで散策できる。タクシーが必要なレストランやカフェにもすぐにいける。CS01は前輪クリックリリースなので、簡単に輪行ができ旅向きだ。
車旅行も楽しい。専用キャリアに自転車をセットする時も17kgなので簡単に上げ下げでき苦にならない。車を1日中同じ場所に駐車して、昼間はe-BIKEでひたすら町巡り。知らない街をサイクリングする時、軽量車体は更にいい。突然の階段、ステップを数段乗り越える時、駐輪する時、とても便利だ。
週末のこんな楽しみ方ができるのは、大容量バッテリーを搭載した軽量車体ならではと思える。週末の楽しみ方がきっと変わります。
1.5 安全のためのスペックも十分
e-BIKEはスピードがでるので、リムブレーキではなく、車やバイクなどでもよく使用されている、制動性の高いディスクブレーキは必須だと思う。油圧式とメカニカルディスクブレーキ搭載のMusashi Velo CS01を両方乗り比べしてみたが、楽しい街乗りを中心に考えるなら、メカニカルディスクブレーキで納得。反応スピードの速い油圧式は競技スポーツには必須だが、街中では効きすぎ感があり、オーバースペックというか適切でないという感がある。特に、慣れていないライダーがギュッと握りしめて、急ブレーキをかけると、ブレーキがききすぎて危なさがでてくる。街中ででる自転車のスピードを考えるとメカニカルディスクが最適といえる。
ディスクブレーキだけでなく、フラットバーでも疲れにくいエルゴハンドルを採用。エルゴハンドルは10分乗ればその疲れにくさが実感できるはずです。前傾姿勢の体重を受けるハンドルグリップ部分は、手のひら全体でつかめるエルゴグリップが疲れを軽減してくれる。これらのパーツと、運転に集中できる変速いらずのモノギア設計、停車しやすい軽量車体は、運転経験の少ないドライバーでも安心してe-BIKEに乗ることをサポートしている。
1.6 最高のコストパフォーマンス
これだけの基本的な性能をもち、デザインもいいのに、20万台前半は、コスパという点からは絶対イチ押し。大手メーカーでないがゆえに到達したコスパと言えます。
1.7 賛否の分かれ目は、バッテリー内蔵タイプの弱点である充電方法
ACアダプターを本体に直接差し込み充電するので、充電時には、屋内に自転車を持ち込むか、屋外で雨の当たらない駐輪場が必要となる。デザインやバッテリー盗難にあわない、防雨防塵に良いという利点もある反面、バッテリーを取り出して充電できないことがライフスタイルに合わないという人もいると思える。
2. 一生物!世界のトップメーカーならではの最高峰SPECIALIZED VADO SL 5.0
Turbo Connect Display, カーボンフォーク、油圧ブレーキ、などの、随所にみられるこだわりの最高パーツが最高パフォーマンスを生み出しています。お財布がゆるすなら、一生物の最高のe-BIKE! 性能だけでなく、うらやましがられ、羨望の的になること間違いなしの最高のe-BIKEです。
2.1 こんな人におすすめ
– 高価でもいいから一生乗れる自転車を探している人、
– 街乗りも,ロードバイク並みの乗り方もする人
– かっこいいと言われたい人
2.2 とにかく最高のレスポンス
自社開発の専用軽量のミッドドライブモーターが主な要因だが、それだけでは説明がつかないレスポンスの良さと乗り心地がある。軽量ではあるが、しっかり地面をグリッドしている安定感がある。踏み出しは決して軽いわけではないが、重くもなくこちらの踏み込みをしっかり受け止めてから反応している。ミッドドライブモーターというだけでなく、軽量フレームやカーボンフォークとのバランスが緻密に計算されているのだろう。自分の感覚と自転車の反応にずれがなくストレスを全く感じさせない乗り心地は、世界のSpecialized だと思う。
2.3 最高航続距離が195㎞まで可能になる別売りバッテリー
体力があれば、1日フルに楽しめる航続距離である。クロスバイクというより、ロ―ドバイクとしても使える。中途半端なロードバイクより、こちらの方がツーリングを楽しめると思う。この外付けバッテリー、レンジエクステンダー、がおすすめなのは、その走行距離だけではない。
もう一つの使い方として。日々使いの充電しやすさという点でもすごく便利だ。平日は、本体を充電せずに。この外付けバッテリーだけを取り外し、室内で充電し、朝自転車本体にセットして出勤する、という使い方ができると思う。このバッテリーは使用していないので、あくまで、説明書からの想定だが、是非試してみたいと思う。
2.4 最高のフィットが得られる 4サイズ
通常なら、自転車のサイズは2サイズで十分だと思っているが, VADO は S,M,L,XLの4サイズも用意されている。4サイズもあるので、自分にあったサイズを探すのもよいと思える。自転車の乗り方や、身体的特徴は色々で、乗り始めはあまり自分にあったサイズがわからないもの。しかし、自転車に乗り慣れてくると、本当に自分にあっている自転車がわかり始め、自分にあった1台が欲しくなる。このレベルまで来た時には、この4つのサイズは本当にいい。サドルやステムなどでの微調整でなく、フレーム本体から合わせにいけるのは一生物の証拠だと思います。
2.5 やっぱり羨ましがられる喜び
サイクリストなら、必ずといっていいほど、ついつい見とれてしまう一台です。高級スポーツカーのフェラーリをだれもが二度見するのと同じです。とにかく憧れの1品です。そこに説明はいりません。見た目のフォルムも美しいし、パーツ一つ一つを取ってみても、やはり、優れている。
2.6 価格以外は、最強の万能e-BIKE
やはり、価格がネックになる。選択肢として、乗り心地をほんの少しをおとして4.0という手もあるが、それでも高嶺の花。ここは、最高の一品なので、価格の話はこれくらいにしておきます。
3. 街乗りにも使える、手の届くグラベルBESV JG1
エントリーレベルのグラベルe-BIKEで、街乗りにも使える万能e-BIKEがこの一台。未舗装路(グラベル)を走行できるように太めのタイヤを履き、やや広めのドロップハンドルだが、一般的なロードバイクよりは上体を起こした姿勢で乗れるため、ドロップハンドル初心者でも乗りやすいのが特徴。今までは40万~からの本格的グラベルe-BIKEが中心だったこの市場に突然出てきた30万円台! 少し無理しても手に入れるべき1品!
3.1 こんな人におすすめ
– ソロキャンプや林道ドライブをはじめたい人、
– 街中のりで段差の衝撃減らしたい人、
– みんなと少し違うかっこいいe-BIKEを探している人
3.2 ガンガン進むぞ、林道、砂利道、泥道
一度、林道を走ってみてください、砂利道も走ってみてください。コンクリートの道にはない、気持ちよさが味わえます。タイヤが小石を噛む音が、本当に気持ちがいい。バイクのように排気ガスもださずに、音もださずに、自然を満喫できる乗り物がここにあるのです。週末に非日常を味わうのに、最高の相棒となる事間違いなしです。
楽しむために自転車にのっていたはずが、e-BIKEでない普通の自転車なら、知らない間に、疲れてきて、苦行をこなし目的地にたどり着くためだけに必死にペダルをこぎ、周りを楽しむゆとりがなくなりませんか? のんびりと、空気を感じ、鳥や木の音を、楽しむために最高の相棒です。
3.3 街中でも、快適にのれる足回り
衝撃がすくなく、パンクに強い、太めのタイヤ。本来未舗装路(グラベル)を走るための太めのタイヤは、街中の交差点での段差吸収や路肩の舗装状態が良くない道路にも最適。自分は車道をできる限り走るので、このグラベルタイヤの街乗りがすごく助かります。
道の端は、コンクリのかけら、ごみ、砂、穴、溝、と自転車の敵が頻繁に出没します。細いタイヤでは、厳しいなと思う事も多く、また、これらをよけようとすると車道に寄ってしまい、危険になります。
その点、このタイヤはいい。普通のグラベル自転車なら、太めのブロックタイヤが、重たくスピードがでないという弱点になっていましたが、それ弱点も、e-BIKEなので全く気にならず、快適に移動できます。
3.4 初心者向け、ドロップハンドル
一般的なロードバイクより上体をおこして運転できるようにデザインされているので、ドロップハンドル初心者でも安心。ちょっとした差なのだが、上手くできている。 ドロップハンドルが苦手な初心者には良いと思える。ドロップハンドルは慣れていけば、楽なので、是非これを機会にドロップハンドルに挑戦してみてみるのもいいかと思います。ドロップハンドル部分についている変速切り替えも使いやすく安心して運転できる設計となっています。
3.5 この価格はグラベルe-BIKEでは革新的
40万から、時には70万以上もするのが普通だったe-グラベルに一石を投じたこの価格。欧米のライダーのように完全な荒野を何日も旅する乗り方と違い、多くの日本人には週末林道・ソロキャンプ、出来れば平日も通勤で使いたいもの。そうなると、このスペックでこの価格はベストな選択といえる。
3.6 荷物もどんどん乗せられるのに、パっと見はおしゃれな街乗りe-BIKE
リアキャリアは当然、フロントキャリアなど、拡張していけるのもグラベルe-BIKEのいいところ。どうしても、スポーツバイクは荷物が乗せられないものが多いですが、荷物が運べることは、日常でも結構重宝します。
自分は、ほとんどの荷物をバックパックに詰め込んで、自転車やe-BIKEに乗ってきました。荷物が増えれば、大きめのバックパックに変えるという原始的な方法で、荷台のありがたみを知らなかったのですが、このJG1に乗ってキャリアを見直した! 上手く荷物をe-BIKEに配置すれば、背中ストレスから解放されます。夏には背中の汗からも解放されそう。そしてなによりも、運転安全になります。
3.7 実をいうと改善してほしいポイントがない(笑)
気に入らない点を無理やり探してみると、欲しい色がない。色のことで文句言うのは、“イチャモン” レベルなのはわかっているが、それほどこのe-BIKEはいいと思います。
4. キャンプにも街乗りにも最適。沢山積める、タフなTern HSD P-9
のんびりoutdoor を楽しみ、老若男女問わず誰もが日常使いできるのがいい。標準装備のリアキャリアだけでなく、フロントキャリア、オプションを付けていけば様々な用途に使える。HSDP-9は、ミニベロタイプとして紹介されることが多いが、立派にe-BIKE としてスポーツとしてoutdoor を楽しむ相棒になること間違いなし。
4.1 こんな人におすすめ
- 1台を家族で共有する人
- キャンプ地や旅行先に持っていき、現地で楽しみたい人
- スポーツタイプでなく、ママチャリ感覚で安心して運転したい人。
4.2 万人に乗りやすいフレームデザインで20インチタイヤ
トップチューブの存在が、ママチャリからスポーツタイプの自転車への大きな壁である事はよく耳にしました。特に、まだまだ高価な電動アシスト自転車は、家族で1台を共有する事も多く、乗りにくければ反対されるポイントの一つです。
また、スポーツバイク特有の前傾姿勢にならずに、アップライトなライディングポジションは家族で共有するのにいいポイントです。タイヤ口径の20インチは、サドル位置が高くもならず、かといって、ミニベロのようにタイヤが小口径なので段差で危なくなることもない適度なサイズだと思えます。適正身長も150㎝~となっているが140㎝台でも大丈夫じゃないかなと思えるほどでした。本当に誰にでも乗れそうです。乗り心地は、のんびり、まったり向けです。スピードだして、軽快に街乗りとは、根本的に違う乗り物です。半径5kmの移動なら苦にならない、たまには10㎞もありかな、というのが乗った実感ですね。
4.3 とにかく荷物が詰める、耐荷重170kg
標準装備はリアキャリアだけだが、そこに荷物を括りつけたり、バッグを付けていくと積載量はあがります。フロントラックなどのオプションをつけてさらに積載量を高めることができます。自転車でキャンプに行くにしても、ここまでの荷物は積まないので、170kgはオーバースペックかなと思います。チャイルドシートを付けることも可能(日本で推奨ではないですが)。驚いたことに、HP上ではキャリアをひっぱる写真も掲載されています。
耐荷重よりも、色々なシチュエーションに対応できるのが本当に良い。フロントフォークにはサスペンションがついているので、振動をしっかり吸収し、170kg の荷重にたえられるのもありがたい。このフロントフォークは重さ対策が主な理由なのだろうが、段差乗り越えの衝撃吸収してくれて街乗りでも助かりますね。
4.4 車にのせて旅行にもいけるサイズ
完全に折りたためるわけでないが、ハンドル部分が折りたためるので、SUV、ミニバン、軽自動車に、簡単にのせられるのがお勧めポイント。今までは、自転車キャリアいらずで、車旅行にいけるのは、ミニベロだけでした。ただし、ミニベロでは少し自転車としては物足りなかったので、新たな選択肢。旅先での簡単な街中サイクリングや買い足しはもちろんだが、もっと、outdoor 寄りのキャンプサイトや湖畔など自然を楽しむための相棒として使いたい。朝夕の自然の中をのんびりサイクリングすると、今までにない楽しさが味わえます。
4.5 なんとなく、ユーロティスト
ステップスルーのデザインなので、スポーツタイプのかっこよさはないが、ママチャリっぽさは全くなく、街乗りでもかっこいいと思える。子供を送り迎えの時も他の電動アシスト自転車とは少し違う感がある。バッテリーも完全に隠しきれていないが、あまり気にならない程度で自転車の美しさを壊していないと思える。ここは、筆者の完全なる主観だが、ユーロテイストで見た目も合格。
4.6 国内で使えるチャイルドシートがほしい
純正のチャイルドシートはなく、また、メーカーとしても日本国内でのチャイルドシート装着を推奨していないみたいだ。EC規格と日本の規格が若干違うことが背景にあるらしい。e-BIKE, スポーツバイクとして楽しむなら、なんら問題ではないのだが、欲張って、子供まで乗せようと思うと少し気になるポイントではある。
5. 商品選考で着目したのは、機能、デザイン、コスパの3点
おすすめの4機種を選ぶにあたって、ポイントになったのは、機能、デザイン、コスパのバランスです。モノを選ぶポイントは、人それぞれであっていいと思います。一方、お勧めする限りは、選考のポイントをやはりちゃんとお伝えすべきだと思い、ポイントを簡潔にまとめました。
5.1 機能は、乗り心地を最優先で評価
やはり、e-BIKEや自転車は乗り心地が快適でないと頻繁に乗ろうと思いません。また、乗った時のフィーリングを突き詰めていくと、購入後に変更しにくいパーツがポイントとなります。究極的にいうと、タイヤ、ペダル、などあまり重要でないと考えています。これらは、気に入らなければ変えればいいと思っています。いやもっと言うと慣れてくれば、自分でどんどん変えたくなると思います。 だから、フレームの材質、モーター、バッテリーの容量、車体重量、ブレーキ周り、など購入後に変更をしにくい部分を慎重に見比べたうえでの、乗り心地の良さを中心に選びました。
5.2 デザインは、自転車のもつ美しさを優先的に評価
今までの日本の電動アシスト自転車は、ママチャリに代表される、ボコッっとバッテリーがサドルの後ろにむき出しになったものが大半でした。日本の消費者は、それを普通のものとして見慣れてきたと思います。そして、使い方優先の醜悪なデザインにならされてきたと思います。自分は、それが耐えられずに、自分でクロスバイクをデザインしてしまいました。自転車がもつ美しさ、スポーツバイクがもつ美しさに、近いものを評価しました。ただし、美しさを優先するがゆえに、バッテリー容量が10Ahにも満たないようなe-BIKEもあります。これはこれで、使用が限定されますので、選考から外しました。美しさと実用性のバランスは本当に難しい問題です。できる限り中立的にと思いながらも、最終的には、筆者の“このみ”に左右されているのも事実です。
5.3 コストパフォーマンスを評価
高いお金を積めば、いいものはできます。でも、おすすめができないことも多いです。コストパフォーマンスが悪いからです。自分で商品開発する時にもすごく悩むのは、どのレベルのパーツが“最適”なのかです。例えば、カーボン素材とアルミ合金素材のどちらがいいか?いいのはカーボンで高いのもカーボンです。本格的にスポーツバイクを楽しみ、1秒に勝負をかけるなら、カーボンでしょう。でも、街乗りにカーボンがいるかと言えば私は“NO”だと思います。数年前までのe-BIKEは、一般の人にはオーバースペックで高価過ぎたのです。だから、自分はe-BIKEを自分で作ろうと思ったのです。
今回は、生意気にも数あるe-BIKEの中から、私の思う基準で、4機種をおすすめいしました。いかがでしょうか?しかもそのトップにMusashi Velo CS 01を推しました。 これには、少し引かれたかたもいるかと思います(笑)。数百機種を見比べていくと、なるほど! とうならされる点が多々あります。やはり、どのメーカーの開発者の方もユーザーの事を考えて、e-BIKEを日々研究されているのだと思います。個々のライダーの運転技術、乗り方、環境、などの詳細を聞いていくと、他にもお勧めできるe-BIKEも多々あるかと思いますが、先ずはこの4機種を見てください、乗ってみてください、e-BIKE選びのベンチマークには絶対なります。
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